「時間がない」は思い込み?社会人の勉強時間
「資格を取りたいけど、仕事が忙しくて勉強する時間がない」
「まとまった時間が取れないから、勉強は無理」
皆さん、勉強していますか?
社会人の平均勉強時間は1日平均10分も満たない、というデータがあります。
勉強していない人が多すぎるので平均値が下がっています。
実際に勉強している社会人は、1日1~2時間も学習時間を確保しているというデータも。
つまり、勉強している人としていない人の差がものすごく大きいということ。
裏を返せば、少しでも勉強する習慣をつければ、周りと大きな差をつけられるチャンスがあるってことです。
今回は、忙しい人でも無理なく続けられる「隙間時間勉強法」を紹介していきます。
そもそも「隙間時間」って何?意外と見落としている隙間時間

隙間時間というと、何が思い浮かびますか?…隙間時間は意外とたくさんあるんです。
まず、1日の行動を思い返してみてください。
通勤時間、お昼休み、家事をしている時間、お風呂の時間など。
この時間たちが、工夫次第で「学習時間」に変わります。
隙間時間は大きく3つに分類できます。
▷完全フリーな時間:自宅で一人で過ごす時間など、周りを気にせず自由にできる時間
▷制限付きの時間:電車移動や待ち時間など、スペースや環境に制約がある時間
▷ながら時間:歩いている時間、家事をしている時間など、何かをしながらでも耳や目を使える時間
この3つの分類を意識すると、「この時間は音声学習」「この時間はアプリで英単語チェック」というように、状況に合わせた勉強ができるようになります。
隙間時間に勉強するメリット

隙間時間勉強には、まとまった時間での勉強にはない大きなメリットがあります。
▷習慣化のハードルが低い
「今から2時間勉強するぞ!」って気合を入れる必要がないのが、隙間時間勉強の良いところです。
5分、10分という小さな時間なら、「ちょっとやってみようかな」って気軽に始められますよね。
この気軽さが、継続の秘訣。
▷集中力が続きやすい
人間の集中力って、実は15分から30分が限界と言われています。
長時間よりも、短時間の学習を複数回繰り返す方が、集中力という観点では効率的に知識を吸収できるんです。
隙間時間での勉強は、この脳の特性にぴったり合っているんですよ。
▷復習の機会が自然と増える
記憶の定着には「繰り返し」が必要。
1日の隙間時間に何度も同じ内容に触れることで、自然と復習の回数が増えて、記憶に残りやすくなります。
▷ライフスタイルを変えなくていい
「勉強のために早起きしよう」「週末は図書館で勉強」という、けっこう大きな変化は、最初はできても続かないことが多いんです。
隙間時間なら、今の生活リズムを大きく変えずに学習できます。
▷積み重ねの効果が大きい
1日10分の隙間時間勉強でも、1週間で70分、1ヶ月で約5時間、1年で約60時間になります。
まさに「塵も積もれば山となる」です。
【シーン別】社会人のための隙間時間勉強法一覧表
具体的にどんな場面でどんな勉強ができるのか、一覧表にまとめました。
| 場面 | 時間の目安 | おすすめ勉強法 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 朝の支度 | 10~15分 | 音声教材を聞く、ポッドキャストで学習 | 顔を洗ったり、朝食を作りながらでもOK |
| 通勤電車(座り) | 20〜40分 | アプリで問題解答、電子書籍で読書、英単語暗記 | スマホ一つで完結する学習が最適 |
| 通勤電車(立ち) | 20〜40分 | 音声学習、リスニング練習、暗記アプリ | 混雑していても片手で操作できるものを |
| 徒歩通勤 | 10〜30分 | オーディオブックを聞く、リスニング教材 | イヤホンがあれば効率的に学習できる |
| 昼休み | 15〜20分 | 軽めの復習、英単語チェック、前日の復習 | 食事後の空き時間を活用 |
| 仕事の休憩 | 5〜10分 | クイズアプリ、1~2問だけ問題を解く | 息抜き感覚で気軽にできるものを |
| 帰宅時の電車 | 20〜40分 | その日学んだ内容の復習、新しい内容の予習 | 疲れている時は無理せず軽めの内容に |
| 夕食準備中 | 20〜30分 | 音声教材を流しっぱなし、シャドーイング練習 | 料理しながら耳で学習 |
| お風呂 | 15〜20分 | 防水ケースに入れて動画学習、復習 | リラックスしながら軽く復習 |
| 寝る前に | 10〜15分 | その日の学習内容を振り返る、暗記の最終チェック | 寝る直前の記憶は定着しやすい |
表を見て、「こんなにたくさん!」って思いましたか?
全部をやるのではなく、自分の生活スタイルに合わせて、できそうなところから始めてみてください!
隙間時間勉強を成功させる5つのコツ

隙間時間があっても、実際に勉強しなければ意味がありません。
隙間時間を確実に学習時間に変える具体的なコツをお伝えします。
1. 教材(アプリなど)を「すぐ使える」状態にしておく
隙間時間は、突然やってきます。
「さて、勉強しようかな」と思ったときに、教材を探したり、開く準備をしていると、あっという間に時間が過ぎてちゃいます。
おすすめは、スマホに学習アプリを入れておくこと。
ホーム画面からワンタップで開けるように設定しておけば、思い立った瞬間に勉強を始められます。
教材を使う場合は、コンパクトなものを選んで持ち運びやすくしましょう。
分厚い参考書をそのまま持ち歩くのは大変ですが、コンパクトサイズなものを持ち歩けば、バッグの中でもそこまで邪魔になりません。
2. 「ざっくり・すばやく」を意識する
隙間時間は短いので、完璧に理解しようとすると時間が足りなくなります。
ここでの勉強は「一度で完璧に覚える」ではなく「何度も繰り返し触れる」ことが目的です。
分からないところは飛ばして、分かるところだけをどんどん読み進めていく。
「ざっくり読み」を何度も繰り返すことで、少しずつ理解が深まっていきます。
脳は、いきなり細かい情報を処理するより、まず全体像をつかむ方が得意なんです。
3. 小さすぎるくらいの目標を立てる
「今日は参考書を30ページ進める」という目標だと、隙間時間では厳しいです。
「電車の中で英単語を10個チェックする」「昼休みに昨日やった問題を1~2問復習する」といった、5分〜15分で確実に達成できる小さな目標を立てましょう。
小さな目標を達成すると、「できた!」という達成感が得られて、次もやろうという気持ちになります。
大きな目標を立てて挫折するより、小さな成功体験を積み重ねることが長続きの秘訣ですよ。
4. 時間帯によって勉強内容を変える
朝の通勤時間は頭が冴えている(眠たくもなりますが…)ので、新しい内容のインプットに最適です。
疲れている帰宅時間は、その日学んだ内容の復習や、気軽にできる単語チェックなどがおすすめ。
「この時間はこれをやる」とあらかじめ決めておくと、「次は何を勉強しようかな」と迷う時間がなくなって、スムーズに学習に入れます。
5. アナログとデジタルを使い分ける
スマホアプリは手軽で便利ですが、書いて覚えたい内容もありますよね。
小さなメモ帳とペンをポケットやバッグに入れておいて、ちょっとした時間に手書きで学習しましょう。
音声学習は、歩いている時や家事をしている時に最適。
デジタルだけ、アナログだけに縛られず、状況に応じて使い分けることが、隙間時間勉強を続けるコツです。
隙間時間勉強を習慣化する3つのステップ

隙間時間を見つけても、勉強時間として習慣化させるには、ちょっとしたコツがあります。
▷ステップ1:まずは1週間、隙間時間を確認する
どんな隙間時間があるのか、実際に書き出してみましょう。
「通勤電車○○分」「お昼休み中の時間○○分」など、具体的に書き出すと、意外とたくさんの隙間時間があることに気づくはずです。
▷ステップ2:一番やりやすい時間から始める
書き出した隙間時間の中から、「これなら確実にできそう」という時間を一つだけ選んで、そこから始めましょう。
欲張って全部の隙間時間を使おうとすると、続かなくなります。
▷ステップ3:2週間続けたら次の時間を追加する
一つの隙間時間での勉強が習慣になったら、次の隙間時間を追加していきます。
少しずつ増やしていくことで、無理なく学習時間を確保できるようになります。
「でも、やっぱり続かない」という人へ
隙間時間勉強の良さはわかったけど、実際にやってみるとなかなか続かない。
続かない一番の理由は、「完璧にやろうとしすぎる」ことです。
毎日すべての隙間時間で勉強しなきゃ、と思うと、できなかった日に自己嫌悪になってそのまま辞めてしまう。
週に3日、1日10分だけでも続ければ、立派な学習習慣です。
「できない日があってもOK」という気持ちを持つことが、長く続けるコツなんです。無理なく気楽に。
そして、勉強する目的や目標を立てておくことも大切です。
「なんとなくスキルアップしたい」ではなく、「半年後の試験に合格して、新しい資格を取りたい」など、具体的な目標があると、モチベーションが続きやすくなります。
まとめ 小さな積み重ねが大きな変化を生む

社会人の勉強で一番大切なのは、「完璧さ」ではなく「継続」です。
1日2時間勉強して1週間で挫折するより、1日10分を1年間続ける方が、確実に力になります。
「時間がない」じゃなく、たくさんの隙間時間を見つけてパワーアップしていきましょう。
明日の通勤時間、スマホでゲームをする代わりに、5分だけ学習アプリを開いてみてください。
その行動があなたの未来も変えるかも?


