ファイナルファンタジーとは?

ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY)は、1987年に第1作が登場して以来、世界中で愛され続けているRPG(ロールプレイングゲーム)シリーズです。
略して「FF(エフエフ)」、もしくは「ファイファン」と呼ばれることが多く、累計販売本数は全世界で2億本(派生作品含むシリーズ全タイトル、累計出荷とダウンロード販売含む)を超える、ゲーム史に名を刻む作品となっています。
「ファイナル」という名前がついているのに、なぜこんなに続編が出ているのか不思議に思う方もいるかもしれませんね。
実は第1作を制作したスクウェア(現スクウェア・エニックス)が当時経営難に陥っており、「これが最後の作品になるかもしれない」という覚悟を込めて名付けられとも言われています。(実際にはファイナルファンタジーの生みの親、坂口博信氏が略称を「FF」にしたかったこと、ファイティングファンタジーに決まっていたが商標として使えなかったこと、Fで始まる単語ならなんでもよかったと発言しています)

結果的には大ヒットを記録し、会社を救う作品となりました。
「ファイナル」どころか「ビギニング」だったわけですね。
ファイナルファンタジーシリーズの最大の特徴は、毎回まったく新しい世界と物語が展開されるという点です。
多くのゲームシリーズが同じ世界観や登場人物を引き継ぐのに対し、ファイナルファンタジーは各ナンバリング作品が独立したストーリーになっています。(一部、登場人物や世界観を引き継いだと言われるFFシリーズはあります)
なので、どのFFから始めても問題ないんです。
ファイナルファンタジーシリーズの魅力

圧倒的なグラフィックと映像美
ファイナルファンタジーシリーズは、その時代の最先端を行くグラフィック表現で作成されることが多いです。
初期のドット絵から始まり、3DCG、そして最新作では実写に匹敵するほどの美しい映像で表現されています。
特に「召喚獣」と呼ばれる強力な存在を呼び出す演出は、毎回驚きと感動を与えてくれます。
イフリート、シヴァ、バハムートといった召喚獣たちが繰り出す迫力満点の技は、初めて見た時の衝撃が忘れられないという人も多いはずです。
FFⅥ(スーパーファミコン)からFFⅦ(プレイステーション)の召喚獣の演出の進化は驚きました。
練り込まれたストーリー
ファイナルファンタジーの物語は、単純な勧善懲悪だけではありません。
仲間との絆、世界の命運、時には切ない別れや重い選択など、プレイヤーの心を揺さぶる展開が待っています。
笑いあり、涙ありの展開は、まるで壮大な映画を体験しているような感覚。
登場人物たちに感情移入し、彼らの運命や行く末を見届けたくなってしまいます。
革新的なバトルシステム
シリーズを通じて、バトルシステムは常に進化を遂げています。
ターン制のコマンドバトルから始まり、リアルタイムで戦況が変化するアクティブタイムバトル、そして最近ではアクション要素を取り入れた戦闘など、作品ごとに異なる戦略性を楽しめます。
FFⅢやFFⅤの「ジョブシステム」、FFⅦの「マテリアシステム」、FFⅧの「ジャンクションシステム」など、各作品独自の育成・カスタマイズ要素も魅力の一つ。
自分だけの最強パーティを作り上げる楽しさがあります。
心に残る音楽
ファイナルファンタジーの音楽は、ゲーム音楽の枠を超えた芸術作品です。
作曲家・植松伸夫氏をはじめとする才能あるクリエイターたちが生み出したサウンドはプレイ後も記憶に残ります。
オーケストラによるコンサートも世界各地で開催されており、ゲームをプレイしたことがない人でも音楽だけで感動できるのが、ファイナルファンタジーの凄さです。
ファイナルファンタジー ナンバリング作品一覧

メインとなるナンバリング作品(Ⅰ~XVI)を一覧で紹介します。
どの作品から始めても楽しめますが、それぞれ特徴があるので、自分の好みに合った作品を選んでみてください。
| 作品名 | 発売年 | 対応プラットフォーム(初出) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ファイナルファンタジー | 1987年 | ファミリーコンピュータ | シリーズの原点でキャラクターの職業選択を取り入れた。光の戦士たちの冒険 |
| ファイナルファンタジーII | 1988年 | ファミリーコンピュータ | 独自の成長システム、武器や魔法の熟練度システム導入。反乱軍の物語 |
| ファイナルファンタジーIII | 1990年 | ファミリーコンピュータ | ジョブチェンジシステムの初導入にして完成形、召喚獣も初登場。4人の少年が闇の魔物を討伐する旅 |
| ファイナルファンタジーIV | 1991年 | スーパーファミコン | アクティブタイムバトル初導入。ドラマ性重視の物語。暗黒騎士の贖罪の旅 |
| ファイナルファンタジーV | 1992年 | スーパーファミコン | ジョブシステムの進化系でアビリティシステム導入、自由度が高い。クリスタルを守る旅 |
| ファイナルファンタジーVI | 1994年 | スーパーファミコン | 14人の主人公たちはそれぞれオリジナルコマンドを持つ。魔石、魔法を題材にした群像劇スタイル |
| ファイナルファンタジーVII | 1997年 | PlayStation | 3D化した記念作品。マテリアルシステム導入。シリーズ最高の人気で派生作品も多々ある |
| ファイナルファンタジーVIII | 1999年 | PlayStation | 魔法や召喚獣を装備するジャンクションシステム導入。学園が舞台でSEEDと魔女の物語 |
| ファイナルファンタジーIX | 2000年 | PlayStation | テーマは原点回帰。アイテムを装備することによって使用できるアビリティシステム。ファンタジー色の世界観 |
| ファイナルファンタジーX | 2001年 | PlayStation 2 | PS2初作品、キャラクターボイス初導入。感動の物語。シリーズ初の続編FFX-2あり |
| ファイナルファンタジーXI | 2002年 | PlayStation 2 | シリーズ初のオンライン専用MMORPG。仮想の世界ヴァナ・ディールの中を冒険 |
| ファイナルファンタジーXII | 2006年 | PlayStation 2 | シームレスバトル、ガンビットシステム導入。政治劇が魅力、イヴァリースという地域が舞台 |
| ファイナルファンタジーXIII | 2009年 | PlayStation 3 | PS3初作品、美麗なグラフィック。ジョブシステムのようなロール採用。続編であるFFXIII-2、ライトニング リターンズ FFXIIIあり |
| ファイナルファンタジーXIV | 2010年 | PC | シリーズ2作目のオンラインMMORPG。旧版の開発を根本からやり直した新生FFXIVへの移行された。拡張パッケージとパッチ継続中 |
| ファイナルファンタジーXV | 2016年 | PlayStation 4、Xbox One | PS4初作品。シリーズ初のオープンワールド。男4人の旅、ストーリーコピーは「父と子。そして王の物語。」 |
| ファイナルファンタジーXVI | 2023年 | PlayStation 5 | PS5初作品。3DアクションRPGへ進化、迫力の召喚獣バトル。主人公3つの時代を辿る形で物語が進行していく |
※各作品はリマスター版やリメイク版として、現行機種でもプレイ可能なものが多数あります。
ファイナルファンタジーの始め方

ストーリー重視なら
感動的な物語を体験したいなら、ファイナルファンタジーXがおすすめです。
フルボイスで展開される切ないラブストーリーは、多くの人を感動させました。
バトルシステムもターン制で分かりやすく、初心者でも安心です。
ファイナルファンタジーⅧはストーリーの理解が難しい部分がありますが、考察サイトなどを参考にすると深みが増します。
バトルや育成システムは個性的ですが、ストーリーと関連するので納得できます。
最新技術を体感したいなら
PlayStation 5を持っているなら、ファイナルファンタジーXVIがおすすめです。
圧倒的なグラフィックとアクション性の高いバトルで、迫力のゲーム体験ができます。
王道ファンタジーを楽しみたいなら
ファイナルファンタジーIXは、中世ヨーロッパ風の世界観と、温かみのあるキャラクターたちが魅力です。シリーズの「原点回帰」として制作されており、FFの魅力が詰まった作品になっています。
また、ファイナルファンタジーⅠ~Ⅵまでがセットになったリマスター版もあるので、ファイナルファンタジーに触れたい方、思い出を楽しみたい方にもおすすめです。
人気作を体験したいなら
シリーズ最高の人気を誇るファイナルファンタジーVIIは、2020年に第1作目のフルリメイク版も登場しました。
オリジナル版とフルリメイク版、どちらから始めても楽しめます。
クラウドやセフィロスといった印象的なキャラクターたちの物語は必見です。
まとめ ファイナルファンタジーの世界へ

ファイナルファンタジーで広がる世界
ファイナルファンタジーは、ゲームという枠を超えた文化現象になっています。
音楽コンサート、舞台化、カフェやコラボレーション企画など、いろんな形でファイナルファンタジーの世界観を楽しめます。
ゲームをクリアした後も、その世界に浸り続けられるのは嬉しいですよね。
また、キャラクターデザインを手がける天野喜孝氏のアートワークは、ゲームの枠を超えた芸術作品として高く評価されています。
ゲーム画面だけでなく、パッケージイラストやコンセプトアートも一見の価値ありです。
究極の幻想
ファイナルファンタジーは、これまでの長い歴史の中で、常に新しい挑戦を続けてきました。
個性あふれる登場キャラクター、美しい映像、心に響く音楽、感動的なストーリー、そして奥深いゲームシステム。
これらすべてが合わさった時、忘れられない冒険を体験できます。
「今さら始めるのは遅いかな」なんて心配はいりません。
ファイナルファンタジーの世界は、いつでも新しい冒険者を歓迎してくれます。
各作品が独立しているので、気になった作品から気軽に冒険できるのも大きな魅力です。
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