DJI MIC MINI使用レビュー!コンパクトなのに本格派のワイヤレスマイク【アンドロイドユーザーも必見】

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DJI MIC MINI使用レビュー!コンパクトなのに本格派のワイヤレスマイク【アンドロイドユーザーも必見】

ビデオカメラで動画撮影して、再生すると、その音声の音割れ感が気になっていました。

いかんせん数年前のビデオカメラなので・・・。(笑)

音声の悪さを解消すべく探していたら、ついに運命のワイヤレスマイクと出会いました。

それがDJI MIC MINIです。

実際に使ってみると、その完成度の高さに脱帽。今回は、DJI MIC MINIを使ってみて、忖度なしの本音レビューをお届けします。

この記事で分かること

  • DJI MIC MINIの実際の使用感
  • 他社製品との詳細比較
  • 実際の撮影現場での使用例(参考)
  • 購入前に知っておくべき注意点
  • コスパの良い購入方法

目次

DJI MIC MINIの基本スペック 小さな巨人の実力

DJI MIC MINIの基本スペック 小さな巨人の実力
充電中は充電ケースのライトが点滅します

製品概要

  • 製品名:DJI MIC MINI
  • タイプ:2.4GHz帯ワイヤレスマイクロフォンシステム
  • 構成:DJIマイクミニトランスミッター×2、DJIマイクミニ レシーバー×1、DJI マイクミニ充電ケース×1
  • 重量:トランスミッター約10g、レシーバー約17.8g
  • バッテリー:トランスミッター約11.5時間(設定・使用状況によりけり)、充電ケースで約3.6回フル充電可能(合計48時間使用可能)
  • 通信距離::最大400m(障害物なし)
  • 音質:48kHz/24bit高音質録音

パッケージ内容をチェック

DJI MIC MINI開封
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箱を開けた瞬間、コンパクトな構成で驚きました。

同梱物一覧

  • DJI Mic Miniトランスミッター×2
  • DJI Mic Miniレシーバー×1
  • DJI Mic Mini充電ケース×1
  • DJI Mic Miniスマートフォンアダプター(Type-C)
  • DJI Mic Miniクリップマグネット×2
  • DJI Mic Miniカメラ音声ケーブル(3.5 mm TRS)×1
  • DJI Mic USB-C 充電ケーブル×1
  • ウィンドスクリーン(ブラック/グレー混色)×2
  • ウィンドスクリーン(ブラック)×2
  • キャリーポーチ×1
  • 取扱説明書

アダプター類が充実しているのは好印象。Androidユーザーはすぐに使い始められます。

※Lightning専用のiPhoneユーザーは、以下のLightningアダプターが必要になります。(スマートフォンとレシーバーを接続する場合)


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開封レビュー ポーチに収まるコンパクトさ

開封レビュー ポーチに収まるコンパクトさ1
開封レビュー ポーチに収まるコンパクトさ2

デザインと質感

DJI製品らしい洗練されたデザインが印象的です。

マットブラックの質感は高級感があり、指紋も目立ちません。

充電ケースはワイヤレスイヤホンのケースを一回り大きくした感じで、バッグに入れてもあまり圧迫しません。

充電ケースにレシーバーとトランスミッターが収まるコンパクトな設計。

サイズ感の驚き

サイズ感の驚き

実測値

  • トランスミッター:2.65 × 2.6 × 1.59cm(長さ×幅×高さ)
  • レシーバー:4.65 × 2.96 × 1.93cm(長さ×幅×高さ)
  • 充電ケース:9.61 × 4.1 × 5.93cm(長さ×幅×高さ)

100円玉と比較してみると、その小ささが分かります。「こんなに小さくて大丈夫?」というのが正直な感想でした。


セットアップ 驚くほど簡単な初期設定

接続手順

  1. 充電ケースからレシーバーとトランスミッターを取り出す
  2. 自動的にペアリングが開始される(レシーバーとトランスミッターのライトが緑に点灯でペアリング完了)
  3. レシーバーをスマートフォンは直接接続、カメラはカメラ音声ケーブル(3.5 mm TRS)で接続
  4. トランスミッターをクリップ、マグネットで衣服などに装着
  5. 準備完了!トランスミッターの電源ボタンでノイズキャンセリングも設定できる(黄色に点灯)

※レシーバーでゲイン調整(ダイヤル式・4段階)ができます。

自動的にペアリングが開始される(レシーバーとトランスミッターのライトが緑に点灯でペアリング完了)
ペアリング状態は緑に点灯、ノイズキャンセリングは黄色
スマートフォンアダプター(Type-C)1
スマートフォンアダプター(Type-C)をレシーバーに装着
レシーバーをスマートフォンは直接接続1
スマートフォンに接続
レシーバーをスマートフォンは直接接続2
スマートフォンに接続、全体像
ゲイン調整
ゲイン調整ダイヤル

拍子抜けするほど簡単です。

DJIのユーザビリティの高さを実感しました。

Bluetoothペアリング

Bluetoothでペアリングする場合は、ペアリングを押して、接続される側(スマートフォンなど)からトランスミッターを選んでペアリング完了。

その際、トランスミッター側のライトは青色に点灯します。

Bluetoothペアリング
Bluetooth接続は青色に点灯

専用アプリ「DJI Mimo」

スマートフォンに専用アプリをインストールすると、さらに詳細な設定が可能になります。

※アンドロイド版です。

主な機能

  • ノイズキャンセリング(ベーシック/強 )
  • セーフティトラック
  • ローカット
  • クリッピングコントロール
  • ファームウェアアップデート

特にクリッピングコントロール機能は優秀。

音声入力が高すぎる場合に自動的に音量を下げ、クリッピングを防ぎ、信頼性の高い音質を確保します。

専用アプリ「DJI Mimo」
DJI Mimoアプリ画面

音質テスト 期待を上回る高音質

音質テスト 期待を上回る高音質

屋内での音質テスト

まずは静かな室内で基本的な音質をチェック。人の声の録音を中心にテストしました。

テスト条件

  • 距離:スマートフォンまで約30cm
  • 環境:エアコンあり(設定温度27度・自動風量・自動風向)
  • 比較機材:スマートフォン内蔵マイク(動画撮影)

結果

驚くほどクリアな音質です。ノイズは非常に少なく、人の声の温かみも良く拾います。

特に中音域の再現性が優秀で、ナレーションや会話の録音には最適です。

話す音量をそこまで大きくなくてもしっかり音声を拾ってくれました。

雑音もほぼなし。

※注意点:アンドロイドスマートフォン(私はAQUOSsense7使用)のデフォルトカメラ(動画撮影)アプリでは、録音できない機種があるかもしれないので、撮影や録音前に確認してくださいね。

屋外での音質テスト

次により過酷な屋外環境でテスト。やや風の強い日の自宅の庭で録音してみました。

テスト条件

  • 風速:やや強い風(髪がけっこうなびく)
  • 環境音:風の音、家族の話し声など
  • 距離:トランスミッターからレシーバーまで約5m

結果 

付属のウインドスクリーンを装着すると、風切り音はほぼ完全に除去されます。

環境音の中でも人の声がしっかりと聞き取れ、実用的なレベルです。

ただし、かなりの強風では、さすがにウインドスクリーンでも限界がありそうです。

台風の日の撮影は控えましょう。(当たり前ですが…)

通信距離テスト

実際の使用環境での通信距離をテストしました。(公式スペックでは最大400m)

障害物あり(自宅内)

よほど広い豪邸や通信の障害となるものがない限り、自宅内での範囲は問題ないです。


実際の撮影現場での使用例(参考)

実際の撮影現場での使用例(参考)

ケース1:インタビュー撮影

地元のカフェオーナーへのインタビュー撮影で使用。

店内の環境音(エスプレッソマシンの音、BGM等)がある中での撮影だが、被写体の声はクリアに録音可能。

メリット

  • ケーブルがないため、被写体の動きを制限しない
  • 小さいため威圧感を与えない
  • セットアップが簡単で時間短縮

注意点

  • 被写体に装着位置を説明する必要がある
  • バッテリー残量と予想撮影時間を事前にチェック

ケース2:ウォーキング動画撮影

1時間のウォーキング企画で使用。

歩きながらの撮影のため、有線マイクでは困難なシチュエーション。

メリット

  • 長時間録音でもバッテリーが持つ
  • 歩行中の衣擦れ音も適度に抑制
  • 風景の説明も自然に録音

注意点

  • 激しい運動では送信機が外れる可能性
  • 汗でクリップが滑りやすくなる

ケース3:料理動画撮影

キッチンでの料理動画撮影。

コンロの音や換気扇の音がある環境での撮影。

メリット

  • 手元の作業を邪魔しない
  • 料理の解説が自然に録音される
  • 複数アングルからの撮影でも音声同期が楽

注意点

  • 高温の調理器具近くでは注意が必要
  • 水や油の飛散に注意

競合製品との比較 DJI MIC MINIの立ち位置

競合製品との比較 DJI MIC MINIの立ち位置

vs RODE Wireless GO II

項目DJI MIC MINIRODE Wireless GO II
価格(参考)20,000円~24,000円前後40,000円以上
トランスミッター重量10g30g
バッテリー約11.5時間約7時間
内蔵録音なしあり(40時間以上)
音質48kHz/24bit48kHz/24bit
通信距離400m200m

DJI MIC MINIの勝ち: 価格、軽さ、通信距離 

RODE Wireless GO IIの勝ち: 内蔵録音

価格差を考えると、DJI MIC MINIのコスパは圧倒的です。内蔵録音機能が不要なら、DJI MIC MINIが良いでしょう。

vs Hollyland Lark M2

項目DJI MIC MINIHollyland Lark M2
価格(参考)20,000円~24,000円前後13,000~18,000円前後
トランスミッター重量10g9g
バッテリー約11.5時間約10時間
アプリありあり
音質48kHz/24bit48kHz/24bit
通信距離400m300m

DJI MIC MINIの勝ち: バッテリー、通信距離

Hollyland Lark M2の勝ち: 価格、重量

バランス性でDJI MIC MINI、価格重視ならHollyland Lark M1という棲み分けでしょうか。

DJI MIC MINIを実際に使って見えてきたメリット・デメリット

DJI MIC MINIを実際に使って見えてきたメリット・デメリット

メリット

1. 圧倒的な手軽さ 「マイクをつけよう」という心理的ハードルが劇的に下がりました。サイズが小さく軽いため、「とりあえず持参」が苦になりません。

2. デザイン トランスミッター、レシーバー、充電ケースがスタイリッシュでデザインが良いです。操作もしやすい。

3. 優秀な音質 価格を考えると驚くほど高音質。プロ仕様とは言えませんが、YouTubeやSNS投稿には十分すぎる品質です。

4. バッテリー持ちの良さ 充電ケース込みで48時間は、日帰り撮影なら余裕です。途中で電池切れの心配はまずありません。

5. 多機器対応 スマートフォン、一眼カメラ、PCまで幅広く対応。一つ持っていれば様々なシーンで活用できます。

6. DJIブランドの安心感 サポート体制やファームウェアアップデートの充実度は、やはりDJIならではです。

デメリット

1. 内蔵録音機能なし 受信機側で録音が途切れた場合のバックアップがありません。重要な撮影では不安が残ります。

2. 録音対応アプリ スマートフォンのデフォルトカメラアプリでは録音対応していない可能性があるため、事前にアプリで撮影確認必須。最初は分からなくて試行錯誤していました。

3. スマートフォンアダプター(Type-C) 充電ケースから取りにくい、レシーバーに取り付けが固い。

4. 複数人での使用不可 1対1のシステムのため、複数人のインタビューでは個別にシステムが必要です。

5. DJI MIC MINIアプリの設定項目の少なさ プロ向け機材と比べると、細かな音質調整項目は限られています。アプリの挙動もやや不安定。

6. 装着位置による音質変化 クリップ位置によって音質が変わるため、毎回最適な位置を見つける必要があります。


DJI MIC MINIの購入前に知っておくべき注意点

DJI MIC MINIの購入前に知っておくべき注意点

1. 使用環境の確認

電波干渉に注意

2.4GHz帯を使用するため、WiFiやBluetooth機器が多い環境では電波干渉が発生する可能性があります。事前に現場でテストすることをお勧めします。

2. 互換性の確認

接続端子の確認 

お使いの機器に対応する端子があるか確認しましょう。付属のスマートフォンアダプターはType-Cなので、特にiPhoneユーザーは確認しましょう。

3. 追加アクセサリーの検討

ウインドジャマー

屋外撮影が多い場合は、追加のウインドジャマーを検討しましょう。付属品だけでは心もとない場合があります。

予備クリップ

 マグネティッククリップは紛失しやすいため、予備を用意しておくと安心です。

4. 上位モデルの検討 DJI Mic 3(2TX+1 RX+充電ケース)

2025年8月28日に最新モデル DJI Mic 3が発売しています。

予算と性能を比較して検討してくださいね。

DJI MIC MINI 実際の活用シーン別おすすめ度

DJI MIC MINI 実際の活用シーン別おすすめ度

YouTuber・動画クリエイター:★★★★★

コスパ、使いやすさ、音質のバランスが絶妙。これから動画制作を始める人には特におすすめです。

企業のPR動画制作:★★★★☆

十分実用的ですが、重要な撮影では内蔵録音機能付きの上位機種も検討しましょう。

ウェディング撮影:★★★☆☆

音質は問題ありませんが、バックアップ録音がないため、プロの現場では不安が残ります。

ライブ配信:★★★★★

軽量で電波が安定しているため、ライブ配信には最適です。バッテリー持ちも申し分ありません。

ポッドキャスト収録:★★★☆☆

音質は良好ですが、複数人での収録には向きません。1対1のインタビューなら問題なし。

お得な購入方法とタイミング

Amazon

Amazon購入のメリット

  • 圧倒的な配送スピード(Amazonプライム会員)
  • 豊富なレビュー情報
  • 安心の返品・交換制度
  • セール時期(タイムセール、プライムデー、ブラックフライデーなど)の大幅割引

楽天市場

楽天市場購入のメリット

  • ポイント還元率の高さ
  • 楽天経済圏での相乗効果
  • 定期的なセールイベント
  • ショップレビューでの詳細情報

購入時の注意点

  • 並行輸入品に注意:保証やサポートを考慮し、正規品の購入をおすすめします
  • セット商品の確認:アクセサリーセットが付属する場合があります
  • ポイント還元率:実質価格を計算して比較しましょう

まとめ DJI MIC MINIは「買い」なのか?

まとめ DJI MIC MINIは「買い」なのか?

実際使った結論として、DJI MIC MINIは間違いなく「買い」です。

こんな人におすすめ

  • 動画制作を始めたばかりの初心者
  • 手軽に音質を向上させたい人
  • 予算を抑えつつ本格的な機材が欲しい人
  • 軽量な機材を求める人
  • DJIブランドに信頼を置く人

こんな人にはおすすめしない

  • プロの現場で使用予定の人
  • 内蔵録音機能が必須の人
  • 細かな音質調整にこだわる人
  • 複数人同時録音が必要な人

複数人同時録音や上位モデルはDJI Mic 3がおすすめ!


最終評価:★★★★☆(4.2/5.0)

音質:★★★★☆  使いやすさ:★★★★★  コスパ:★★★★★  機能性:★★★☆☆  信頼性:★★★★☆

DJI MIC MINIは、ワイヤレスマイクとして非常に優秀な製品です。

プロ向けの高級機材と比べると機能面で劣る部分もありますが、価格を考えれば文句のつけようがありません。

「音質を向上させたいけど、いきなり高額な機材には手が出ない」という方には、まさにうってつけの選択肢です。

私は動画撮影と音声収録で活用しています!

最後に

この記事が、あなたの機材選びの参考になれば幸いです。

DJI MIC MINIで、ワンランク上の動画制作を始めてみませんか?

音質の向上は、例えば動画視聴者満足度の向上に直結します。

「音が悪くて途中で見るのをやめた」という悲しい事態を避けるためにも、ぜひ良質なマイクシステムの導入を検討してみてください。

それでは、素晴らしい動画制作ライフを!

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